新年度が始まりましたが、皆さんのお子さんが通っている園からこんな黄色い封筒が配られているところがあると思います。
こどものとも社からの、絵本の年間予約申込書が入っている封筒です。
「ふーん…。絵本は高いし適当に本屋で子どもが好きそうなのを必要に応じて買うからいいわ……」
ちょっと待ってください。本屋さんでは絶対買えないシリーズがあるのです。答えはこれです。
これは中に入っているパンフレットの右端部分。
絵本に親しんでいる人なら誰でも知っている「林 明子」さんの名作、「おでかけのまえに」「いもうとのにゅういん」がラインナップされています。そして値段はどちらも440円。
試しにアマゾンででも調べてみてください。「おでかけのまえに」も「いもうとのにゅういん」も990円。何と半額以下で入手できます。但し書店扱いはハードカバー。こちらは簡易装丁の薄いものになります。しかし内容は全く変わらず、薄いので本棚のスペースも少しで済みます。そして前のNO.133のコラムでも書きましたが、この2つのシリーズ・4-6歳向け「こどものともセレクション」・2-3歳児向け「えほんのいりぐち」は「日本における絵本の名作スタンダード」と呼べるものばかりで「小さいお子さんのいる家庭・園には絶対にあってほしい絵本」と言っても過言ではありません。もし幸運にこの封筒が配布された環境にあるなら、是非ともこの機会を逃さないで欲しいなと絵本に日々真摯に携わる者として思うのです。以前も書きましたが、何しろ買うことができるのは、お子さんが「こどものともを扱っている園に在籍している時だけ」ですから。