みなさんはもしかして、
「絵本って可愛い絵で、子どもが喜べはOK。どれも似たようなもの」
と思っていらっしゃいませんか?
それはちょっと違います。
少し前ですが、11月9日に児童文学者の齋藤惇夫さんの講演を開催しました。
齋藤さんは、元福音館書店の編集者でピーターラビットシリーズの担当編集者でもありました。
当日は、質の高い絵本は親子2代を越して3代に渡るまで世の中に残っていくもの。
子どもには、そういった良質な絵本を日々読んでやる必要があるとおっしゃっていました。
そして、当日配られた資料にはハッキリと「決め手は選書にある」と書かれていました。
正にその通りです。
当園のキャッチフレーズは「絵本は心のゴハンです」が、子どもが食べるゴハンは、できれば添加物まみれの高加工食品ではなく、
良質で自然な素材から作ったものが好ましいのはどなたもそう思うと思います。
絵本にも全く同じことが言えるのです。
そして残念なことに、食材同様、結構意図的に研鑽を積まないとその見分けがつきません。
腕の良い料理人ほど、食材の目利きの力があります。絵本も同じです。良質な絵本を沢山見ることでその力は養われます。
貴方のお子さんが通う園の保育室には、絵本が置いてありますか? あるなら、それはどんな絵本ですか?
園・保育室にある絵本は、子どもの言語環境の指標です。今度よく見てみてください。
そしてもう一つ、紙芝居・絵本・保育雑誌は、同じものではないですよ。
Comments